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【Vol.70】あなたと私では違ってきます、香りの良し悪し。 【Vol.67】「お子さんに安心」の精油が、大人の肌に優しいのは当然! 【Vol.66】石鹸との相性さがしも楽しみになる「アロマバス」 【Vol.65】船に乗って、お風呂に入った、江戸っ子の風雅!? 【Vol.64】精油が生きているからこそ、アロマテラピーって凄い! 【Vol.61】古代ギリシャは、現代の柚子湯につながっている!? 【Vol.70】あなたと私では違ってきます、香りの良し悪し。 地球上の約200万種にのぼる有機化合物の中で、約40万種がにおいを持っているとされています。私たちが感じとれるのは、そのうちの10万種ほどです。その中でも良い香りと言えば、真っ先に花が浮かびます。でも花の30%は香りがなく、約5%が悪臭を放っているのです。その強いにおいは、害虫に対する花の自己防衛から生まれてきます。そして香るのは花だけではなく、葉・実・木も香りを放っています。香りの良さに絞れば、葉ではローズの香りを持つゼラニウム、ハッカの香りのペパーミント、スパイシーなパチュリーなどが。木の代表格には、樟脳を含んだクスノキ、スギ、マツなどがあげられます。 そして香りを放っているのは、動物も同じです。特に良い香りとして香料に使われているのが、「アンバー」といって、マッコウクジラの体内から採られるもの。「ムスク」は、麝香鹿から。「シベット」は、麝香猫から。「カストリウム」は、ビーバーから採られます。この4種類が動物から採れる香りの代表格です。しかし、いずれの香りもそのままでは、とても良い香りとは言えません。他の香料とミックスすることによって、私たちを感激させ納得させる香りが生まれてきます。その微妙なバランスで高貴な香りになったり、下品な香りになったりします。 そこでまた難しいのが、香りの良し悪しの判断には大なり小なり個人差があることです。私にとって良い香りは、あなたにとっては悪い香りなんてことが起こってくるのです。言い換えればそれは香りの奥深さと言えるかもしれません。動物性は別にして特に植物性の香料選びに興味をお持ちの方。あなた自身が放つフェロモンとの相性も考えて、あなたならではのアロマ世界を、楽しみながらも真面目に切り拓いてみませんか。これは結構ハマります。 【Vol.69】桜の花を、目だけでなく鼻でも愛でてみたい! 桜が満開の季節なので、しばし桜に想いを馳せてみます。 お花見で有名な吉野山の桜はヤマザクラ。もっぱら私たちにお馴染なソメイヨシノは、江戸時代に品種改良で生まれた桜です。因みに日本人の好きな花のトップは桜。2位にバラがきます。 そこで質問です。★桜ってどんな香り?「桜餅の香り!」などと答えてしまいそうではありませんか。ところがドッコイ!桜餅の香りも正解のひとつなのですが、他に「爽やかでフルーティ」「パウダリーでハニーのような甘さ」の3種類の香りがあるそうです。桜は目で愛でる花で、その香りの特長など思ってもみませんよね。自ずと香りも弱いし、しかもパッと咲きパッと散る命の短さを考えれば、桜の精油を採るのは至難の技。スッゴク高価なものになること間違いありません。 それでも、チョッピリ香りが気になりませんか。この機会に満開の桜の木の下で、鼻をクンクンさせてみてください。特にソメイヨシノには香りがないと言われていますが、あなたの嗅覚の結論は?私の鼻はダメなようです。“花の命は短くて…”の目で愛でる桜を、しばし堪能したいと思います。 【Vol.68】♪シャボン玉飛んだ・・・♪どこから来たの? 石鹸が日本に初めて伝来したのは鉄砲とともにでした。時は織田・豊臣の 時代。種子島に漂着したポルトガル船には、鉄砲やコンペイトウとともに、シャボンがあったとされています。記録として残っているのは、石田光成の礼状の中に、シャボンは衣装などの垢を落とすものと紹介されており、これが最も古い記録です。 それではシャボンや石鹸の語源はどこにあるのか?というと・・・。 まずシャボンですが、伝来した織田・豊臣の時代当初から、明治時代の初めまで、石鹸はシャボンと呼ばれていました。江戸時代には、シャボン玉売りなる人たちがいたそうで、しかしこのシャボン玉は現代のイメージとはほど遠く、いもがらやタバコの茎を焼いて水に溶かしたものだったそうです。本題に戻って語源ですが、スペイン語のXabon(Jabon)がポルトガル語風になまったとされています。 では、石鹸はどうでしょうか。中国の「辞源」には、「鹸」とは土の中にあるアルカリ性の物質で、衣類を洗い汚れを落とす性質があり、それを凝縮して固まった石のようなものを石鹸と呼ぶとあります。また、日本の貝原益軒は、石鹸は灰のかたまりで、布の汚れを落とすものと言っています。土と灰の違いはあっても、ともにアルカリ性ということでは、一致しています。 そしてここに驚くべき話があります。明治初期、衣服や体を洗うというものよりも医薬品として病人が服用するという意味合いが多かったということです。良薬は口に苦しと言いますが、まさか石鹸を飲むなんて!と思わずうなってしまいます。そしてこの1半世紀足らずの間の、石鹸の飛躍的な進化。飲む文化から「洗う」へ。さらに香りの文化にまで進化させた、人間の力って凄いと思いませんか。 【Vol.67】「お子さんに安心」の精油が、大人の肌に優しいのは当然! 今号久々に登場【Le reve de MASACO】第8章「カモミール」の番外編です。 カモミールには、炎症や痛みを優しく抑えてくれるとともに、高ぶった気持ちを静めたりおだやかにしてくれる働きがあります。ですから実際の花もハーブガーデンとしてお家で育てるのにもぴったり。30cmほどの草丈になり、真ん中が黄色をした白い花を咲かせます。ぜひお庭やベランダでも楽しんでみてはいかがですか。カモミールは、ローズやベルガモットとも良く合うので、いま流行のコンテナで寄せ植え風にするのも素敵です。ご家族で育てる芳香ガーデン。 【Vol.66】石鹸との相性さがしも楽しみになる「アロマバス」 バスタブにたっぷり湯をはって、全身浴。体が芯から冷えきるこの季節にはまさに至福の時。そこでもうひと味。香りに身をゆだね疲れを癒す「アロマバス」の提案です。人工的な香りの入浴剤とはお別れ!天然素材のバスパウダーやエッセンシャルオイルを使ったアロマバスを始めませんか。自然の香りが蒸気とともに鼻からのどへ。お湯に加えた有効成分が身体中の皮膚から直接吸収されて、願ったり叶ったり、効果適面なのです。 ただし、エッセンシャルオイルの場合は、油なのでお湯には溶けにくく、よくかき混ぜてからお入りください。ハチミツや牛乳、生クリーム、自然塩、キャリアオイルなど薄めてお使いになるのもおすすめです。全身浴や半身浴の場合は、普段のお風呂よりも少しぬるめの38-39℃が目安。テレビを見るちょっとした時間を利用した「ハンドバス」や立ち仕事で疲れた足を癒す「フットバス」の場合は、やや高めの40-42℃が目安。手足をマッサージしながら入るのもツボを刺激して有効的です。 さあ、今号の巻頭でご紹介しているバスパウダーや、イランイランのエッセンシャルオイルをスタートラインに、「アロマバスライフ」をさらに香り豊かに広げてください。イランイランは、「花の中の花」を意味し甘くフローラルでエキゾチックな香りが特徴。イライラや憂鬱な気分をスーッとさせ、リラックスさせてくれます。さらに朝は元気の出るローズマリーで眠気を吹き飛ばしたり、夜は疲れを癒すラベンダーで締めくくったりと、アロマバスの世界を発展させていってください。お気に入りのMASACO石鹸の香りとエッセンシャルオイルの相性さがしも、回を重ねるごとに楽しくなってくるはずです。 【Vol.65】船に乗って、お風呂に入った、江戸っ子の風雅!? 私たちが毎日お世話になっているお風呂は、禊(みそぎ)という浄めの儀式がルーツです。つまり、けがれをはらい、水で体を洗い浄めるということから始まりました。また。「風呂」の語源は室(むろ)が変化して風呂となったという説が有力です。本来は蒸し風呂のことで、穴ぐらのような所で焼いた石に水をかける蒸し風呂をさしています。後に湯を沸かして湯につかる「湯浴」も含めて、風呂と言われるようになりました。沐浴を功徳とした仏教の影響もあり、鎌倉、室町時代には「町湯」が増え、次第に庶民に好まれるようになります。 江戸時代に風呂文化は大きく華を咲かせます。町湯が「銭湯」に変わったのは、江戸に風呂ができてからです。風呂に入るのに永楽銭一銭かかったことから銭湯と言われるようになりました。この銭湯という言葉もいまでは死語になりつつありますが、私たちが“湯船に肩までつかる”という時の「湯船」にも江戸の興味深い名残があります。川や港に船を浮かべ内部に浴槽を設けて料金をとって入浴させていた船がそのルーツ。そこから「湯船」という言葉は生まれました。この他にも湯にまつわる語源には面白いものがあります。「浴衣(ゆかた)」は、湯に入る時に着た湯帷子(ゆかたびら)が略されたものですし、「風呂敷」は、本来は銭湯で衣服を包むためのものだった、などです。因みに江戸時代の銭湯では、何で体を洗っていたのかというと、白アズキの粉や糠袋を使って洗っていました。道具としてはヘチマや軽石がありました。さあ今宵も、たっぷりの湯船に浸かって、江戸の余韻を残した言葉たちに想いを馳せてみてください。 【Vol.64】精油が生きているからこそ、アロマテラピーって凄い! 精油と香水についての違いのお話です。実は19世紀まで香水はすべて精油を組み合わせて作られていました。しかし1930年代に安価な合成芳香物質が開発されることになります。ここが「香水」と「精油を使ったアロマテラピー」の分岐点となりました。以後、精油は香りを作り出すために使われなくなっていきます。香水の方も、自然の芳香物質から作られるものはほんのわずかになっていきます。その理由は、自然の植物から抽出された精油は大変に高価で、ワインのように出来不出来の年があることがあげられます。一方香水は、大量生産のきく合成芳香物質を使うことによって、安く手に入るようになったというわけです。 例えば、合成芳香物質で作られたジャスミンは、天然のジャスミン精油に比べておよそ10分の1以下で作られてしまいます。しかも最近では人工か自然か嗅ぎ分けられないほど進化しています。これはこれとしていいことだと思うのですが、両者には決定的な違いがあります。合成芳香物質で作られた香水には、精油に比べて生命力がない。と言ったらいいかもしれません。自然の精油には、数多くの有用物質が含まれていて、これが現在アロマテラピー=芳香療法として注目されているわけです。香水の世界から離れたとは言え、精油は侮れないのです。そこで、香水は香水として楽しませていただきましょう。精油は精油としてしっかり働いていただきましょう。今年は、ただ香らせるだけではない、あなたのお肌、心、季節にもぴったりマッチした、精油選びにチャレンジしてみませんか。 【Vol.63】七福神の中に、アロマテラピストがいた! もういくつ寝るとお正月。 弁天さまは、七福神の中でも唯一の女性であり美の神様です。彼女の美と健康の秘密はお風呂にあったそうです。民衆とともにお釈迦さまの説法を聞いていた彼女は、いたく感激!民衆が早く悟りを開けるように、また長生きできるようにと願い、秘密にしてきた美と健康のための入浴法を教えました。その方法とは、32種類もの香料を入れたお風呂に入るということでした。このお風呂に入って体を洗えば、病気や悪夢、鬼神の災難から身を守れることを説きました。つまり彼女は香料風呂の伝道師でもあったわけです。 因みに、32種類の香料の中には、麝香・菖蒲・沈香・安息香など、現在の私たちにもお馴染の香料が含まれています。全部の種類をお風呂に入れるのは到底無理だとしても、まさに伝説のアロマテラピストであった弁天さまにあやかって、2、3種類の天然香料なら試してみてもいいのでは。そしてこの正月二日は、枕の下に宝船を入れて寝ましょうか。 【Vol.62】クリスマスプレゼントの原点に、香りあり! 楽しいクリスマスも近いので、今号でもご紹介の「MASACOクリスマス2005」の中にある乳香「フランキンセンス」の周辺を雑学してみようと思います。この世にキリストが誕生した時、新しい大きな星が輝き始めました。この日がクリスマスです。乳香は、東方の三賢人がそのめでたい日を知り、キリストに贈ったもののひとつです。彼らは後に救世主となるマリアの傍らにいる幼いキリストに、その喜びと畏敬の念から三つの宝物を贈ったと言われています。それが黄金・乳香(にゅうこう)・没薬(もつやく)でした。つまり香りの乳香と没薬は、クリスマスプレゼントの起源でもあるというわけです。因みに黄金は王、乳香は神、没薬は医師のことで、救世主の意味があるそうです。 最高の価値のある黄金とともに贈られたのですから、乳香も没薬も当時それに匹敵するほど価値あるものだったわけです。具体的には、乳香はアラビアの西南部、アフリカのソマリア北部に育つ常緑高木からとられた芳香性のゴム樹脂です。没薬も上記の地域の高木からとられた樹液のかたまりです。焚くと乳香は甘く優雅な香り。没薬は刺激のある甘味と苦味のある香りを持っています。 つまりクリスマスの日、キリストのまわりには、とても高貴な香りが立ちこめていた。教会では今も尚、この香りたちが使われています。樹脂を焚くと香り高い白い煙が立ち上がります。となれば、現代のクリスマスの日のプレゼントの王道もやはりこの香りこそがお似合い。今年の聖夜は、あなた自身のご褒美に、そして愛する人にぴったりの香りを見つけて贈ってみてはいかがでしょうか。現在、好評販売中の「MASACOクリスマス2005」には、そんな贅沢なクリスマスの香りが詰まっています。 【Vol.61】古代ギリシャは、現代の柚子湯につながっている!? 古代ギリシャの名医だったヒポクラテスは、「健康の秘訣は、毎日香りにあふれたお風呂に入り、香りを使ってマッサージをすることだ!」と言っています。「薬の父」とも言われる彼は、香りとお風呂を使って心身ともに健康になることこそ本物の健康だと考えていたのです。さらに精油が心にも良いということにも気付いていたそうです。このようにお風呂と香りの効用は、歴史の中で脈々と受け継がれ、いまに至っています。 西洋のお風呂好きに劣らず、日本人のお風呂好きは有名で、江戸時代には湯屋に通うことが社交場としての役割を担っていました。ここにも体をきれいにするだけでなく、「バスタイムは心を癒してくれる時間でもある」という考え方が、すでに芽生え今日に至っています。時は変わって現代。バスタイムがますます楽しくなる季節を迎えています。折しも来月12月22日は、冬至。柚子湯として日本人に最も親しまれている季節のお風呂の習わしです。そこで健康を考えた日本人ならではの柚子湯を、今年は実際に体感なさってみませんか。市販の入浴剤にはちょっぴり休んでいただいて、天然の入浴剤の柚子を浮かべる・・・その情緒は格別です。 柚子には発汗作用があって、体を芯からじっくりとあたためてくれます。柚子の果実を5個程ご用意ください。半分または輪切りにしてお湯に浮かべるもよし、皮をすりおろすと一段と香りが増します。冬の乾燥したお肌もこれでしっとり。関節や腰の痛みも和らげてくれます。そしてかぼちゃを食べれば、日本に古くから伝わる習わしの完成です。37°から39°のぬるめのお湯に、みぞおちまで浸かる半身浴をおすすめします。肩をぬらさないように、乾いたタオルを肩にかけておくのがポイント。30分ほどのんびり浸かってください。肌もツルツル美人のできあがりです。 |
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